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Hirobaジャーナル

2025/10/22
  • PRESS

第2回 定例社長記者会見

2025年10月7日(火)、大和ハウス プレミストドーム B2Fアリーナにおきまして、株式会社札幌ドーム代表取締役社長 阿部晃士による第2回定例記者会見を実施いたしました。

また、あわせて、地域との連携と、ドーム新名物スイーツの開発についての発表を行いました。

発表資料

社長発表内容

今後の注目イベントと稼働状況について

10月以降の年内の注目イベントは、まずアマチュアスポーツ大会では、「第78回秋季北海道高等学校野球大会」並びに「第104回全国高等学校サッカー選手権大会北海道大会」が開催となります。

コンサートにつきましては、11月に「Mrs. GREEN APPLE DOME TOUR 2025」があり、チケットや飛行機が取れなかったり、宿泊も札幌では足りてないという、ある意味喜ばしいお話も届いてきております。また「Snow Man Dome Tour」が今年も開催されることになりました。

また今月は、国際会議「OSEAL フォーラム 2025 in Sapporo」というアジア各国から経済界の要人たちが一堂に札幌に来られるという大会がございます。

その他、「食べる・たいせつフェスティバル」や、自主イベントである「サッポロ モノ ヴィレッジ 2025 秋」も開催され、現在の見通しでは、今年度68%の稼働率を見込んでおります。昨年度は70.4%でしたので、最後まで諦めずに、70%を超えたいということを社員と共有しています。

イベントの経済波及効果試算について

次にイベントの経済効果試算についてお話をさせていただきます。前回の定例記者会見でもお話させていただきましたが、4月から6月期の第1四半期では、北海道コンサドーレ札幌戦8試合、「サッポロ モノ ヴィレッジ 2025 春」、サザンオールスターズ LIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」等がございまして、札幌市への経済波及効果は49億円という試算をさせていただきました。

第2四半期の7月から9月期は、33億円になります。第1四半期と同様に北海道コンサドーレ札幌の試合、残念ながら今回は雷注意報が出たため外ではできずに屋内で初めて開催いたしました「北ガスグループ リレーマラソンinプレミストドーム2025」、STVさんとの「どさんこフェスティバル 大ほっかいどう祭」、それから先月行われました「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025」、HBAさん後援の「道新・秋華火」などがあり、こちらで33億円という試算が出てまいりました。

上期全体で82億円となり、少ない数字ではないなというふうに思っております。プレミストドームで大型のイベントがあると、すすきのの飲食店では、仕入れの数を増やしたり、スタッフの数も増やすというお話も聞いております。宿泊で見ますと、札幌の宿泊の単価が上がってると聞いており、出張で札幌にお越しになる方が困る面もありますが、継続して高止まりとなり、札幌全体・北海道全体として、非常に良い効果が現れているというふうに我々も喜んでいる次第であります。

下期につきましても、随時、広報を通じまして、メディアの皆さまには新しい情報をご提供させていただきたいと思います。先日報道公開をしたクルーズキッチンによる食の事業については、社員からアンケートを取り、改善点をクルーズキッチンを所有する株式会社クールスターとも協議をしています。なるべく早く、社員の昼食の提供および一般のお客さまへの提供をスタートするべく議論を重ねておりますので、もうしばらくお待ちください。

質疑応答

今期の稼働率が、昨年度を下回るかもしれない要因は?

今年度の稼働率は、今年動いた分ではなく、大体2年ぐらい前から営業している結果だと思っています。昨年度は70.4%でしたが、それはやっぱり昨年度より前に動いた結果であり、今年度についても同様です。
稼働率を上げていくことは我々の大命題ですが、次に大切なのは収益だと思っております。先日取締役会を開催し、今年度の見通しを取締役の方々にはお話させていただきましたが、昨年度を上回る収益を残す見込みです。
もちろん、稼働率についても昨年度を上回ることを目標に置いておりますが、今年度につきましては、確実にきちっと利益を残し、昨年度はいわゆる営業黒字を出すことができませんでしたので、今年度はまずそこに注力していきたいと考えています。

昨年度を上回る収益という点について、具体的には?

売上は若干下がりますが、純利益は上がります。昨年度の当期純利益約4,300万円を必ず上回らせます。この下期で何が起きるかはちょっとわかりませんが、平時の状態であれば、間違いなく昨年度を上回る収益を残すことができそうです。
営業利益については昨年度はマイナスでしたが、今年度は営業黒字にします。

稼働率が昨年度より下回るが、収益は上回る要因は?

考えられる要因として、コンサートが多いというのはもちろんあります。大型のイベントに伴う物販の売上や、細かい話ではスタッフの方のお弁当やケータリングも積極的にご説明して取り扱うことによって売上も上がりますし収益も残っていきます。通常の営業の会社だったら当然のごとくやることを、もっともっと工夫してやっていけば、まだまだ収益の改善っていうのはできると思います。

売上高が昨年度より下がるが、収益は上がる要因は?

コンサドーレの試合が前年より少ない部分において売上が下がる見込みです。ただその中でも、コンサドーレ戦では、屋外や、売り子さんによるビール販売を行ったり、試合終了後の北ゲートの売店営業も始めています。そういう小さいものの積み重ねが実の収益を生んでいくというふうに思ってます。試合後の営業については、退場の混雑を緩和するという部分も実はあって、少し長く滞在をして、余韻に浸っていただく。各企画の1本あたりの収益はそんなにないかもしれませんが、何十本となってくと利益が残っていくと思いますので、こういうような社員から出た工夫をしていくことによって、収益の改善を図っていきたいと思ってます。

就任後、社長自身が感じている手ごたえや周りの反響は?

就任から3か月半経ちましたが、何が変わったかというと、まず、手前味噌ですが株式会社札幌ドームの社員の動きが変わり、1人1人が考えて、動くようになってきたと感じております。先月、5つのプロジェクトを立ち上げ、社員が好きなプロジェクトに参加できるという方法をとりましたが、60%を超える社員がそれぞれ「このプロジェクトに入りたい」と参加し、今進めている状況です。まさしく自律して、自分が経営者の立場になって、社員が考えていくというスタートを切れたのではないかなと感じています。
開業30周年の2031年に向けて、稼働率や売上、札幌市への還元の目標を設定しており、我々のパーパス・ミッション・ビジョンを掲げておりますが、社員が、自分たちで変わらなきゃいけないという意識が芽生えたことで、目標達成に向けたスタートが切れたというふうに思っています。利益を稼ぎ出そうというのは株式会社ですから当然のことですが、そういう気概が出てきたのは最高に嬉しいです。
また、メディアの皆さま方のポジティブな情報発信のおかげで、社員や、おそらく社員の家族も喜んでいるものと思いますし、方々から応援のお声もたくさんいただいております。今まで関わりのなかった企業さま、それからビジネスパートナーの方々から、こんなことできないの、とか、こんなこと一緒にやってこうよ、という前向きなお話が増えているというのも実感しております。市民道民の皆さま方の見る目も変わってきたと感じ、それが私たちのやる気をさらにかきたててくれていると思っております。
まだまだ結果が残せていない部分もあるかと思いますが、前進してるということは間違いないと思いますので、それはぜひ皆さま方にもご理解をしていただきたいなと思っています。

コンサドーレとの連携についてどのように考えているか?

継続して実施している「食」の部分では、選手応援メニューなどをたくさん出させていただいております。発売前は必ず監督や選手の方に食べていただいて、議論を重ねながらやらせていただいておりますが、おかげさまで販売状況は良いという報告を受けております。
サッカー以外の分野につきましては、まだ発表はできないのですが、新しいスポーツの部分でコンサドーレさんとも一緒にやっていきたいというお話を石水社長にさせていただいております。
クルーズキッチンによる食の事業のトライアル実施の際には、我々の社員だけではなく、コンサドーレの社員の皆さまや、まちのミライの社員の方々にも食事の提供をさせていただきました。同じ建物におりますので、今まで以上に社員同士がオープンな状況で話をし、その中から新しいことが生まれていけばいいなと思っています。そういう機会創出も非常に大事にしていきたいです。

Jリーグのシーズン移行もあるが、夏場の稼働状況の想定は?

おかげさまで来年はかなり埋まっており、週末はほぼ空きがない状態になっています。夏場の引き合いが多くお断りせざるを得ない状況もあります。今は2027年以降の営業も進めております。 早いものであれば2031年のお話をいただくこともあります。先方からお話が来る前に、我々の方から仕掛けをして、過去にやったことのないスポーツの世界大会の誘致をしたり、いろんな情報を収集しながら、稼働率80%という目標に向けて着実に歩み始めている状況です。

来年の稼働率の見込みは?

かなり高い数字になる見込みです。希望では過去最高を狙っていきます。

Jリーグのシーズン移行はどのように受け止めているか?

本来であれば冬には来季の日程が発表されるのですが、シーズン移行があり、残念ながら来年度の試合の日程がまだ発表になりません。そのため、今、ペンディングになっていて、お客さま(主催者さま)に回答していない案件がいっぱいあります。試合日程が早く決まってくれれば埋め込んでいけるのですが、いつ決まるかによって、イベントが開催されないことになるとまずいなと思いますが、2年ぐらい経たないと、シーズン移行の良し悪しの比較はできないとは思っています。
最近は夏場のお問い合わせが多く、屋外でやってるスポーツをこの屋内のドームでやりたいというお話をいっぱいいただいています。来年度以降、新しい屋外のスポーツを開催できることもあるかもしれませんし、サッカー、ラグビーについては今後聖地になれるよう積極的に営業をかけていきたいというふうに考えてます。

Jリーグのシーズン移行により夏場にスケジュールが空くのはメリットか?

メリットになっていくと思いますが、来年やってみないとどういう状況になるのかまだわからないです。
Jリーグの合宿の話もニュースに出たりしますが、北海道に来ることが決まっているのはまだ5チームぐらい。そんな中で何チームかプレミストドームにも視察に来ていただいておりますが、合宿を誘致した方がいいのか、それ以外のイベントを誘致した方がいいのか、これもやっぱりやってみないとわからない。収益率の高いイベントを誘致していくというのが本筋なのだなというふうには思ってます。

ドーム側からコンサート来場者に向けて行う取り組み・構想はあるのか?

現段階ではまだ実施できておりませんが、プレミストドームで開催されるイベントのお客さまに対する、今までやってきてない情報発信をする準備を進めている最中です。具体的には、ドームに集まったお客さまを外に送客していくというお話を前回もさせていただきましたが、その仕組み作りを検討している最中です。1日でも長く札幌・北海道に滞在してもらうべく、様々な観光情報、オプショナルツアーやアクティビティの情報を、他事業者と連携しながら発信することも我々の使命の1つだと思っていますので、できれば来春ぐらいからスタートをしたいと考えています。

主催者が運行するコンサート時の臨時バスについて、ドームが料金負担する可能性はあるか?

受益者負担だと考えておりますので、ありません。以前より運賃を値上げしておりますが、これによって(想定数の利用者がいる場合は)イベンターさんの持ち出しはほぼなくなっています。臨時バスはお客さまに対するホスピタリティとして運行するものですが、(運賃を再度値下げして)施設を貸し出す当社が料金を負担するというのは違うのかなと考えています。
ただ、大型イベント開催時のもっとスムーズな退場方法については、今後考えていきます。すすきのまでの直行バスを出してほしいというお客さんも多いですね。東豊線でも行けますが、国道36号を走るバスを出してほしいという話はお客さまから聞きます。

地域との連携について(札幌国際大学との連携授業)

連携授業の目的・概要

このたび、初の試みといたしまして、株式会社札幌ドームと札幌国際大学観光学部さまとの連携授業を実施いたします。
今回の授業のテーマは「ドームが地域の“居場所”になるには?」です。
授業は10月から1月にかけて全13回実施し、そのうち3回を大和ハウス プレミストドームを会場として行います。
授業の概要ですが、まずドーム内を視察して施設のポテンシャルを確認、以降、学生たちによって地域の町内会さま等と連携しながらアンケート調査を実施し、研究の成果として、地域の方々にとって居心地のよい場所にするために必要な機能や設備について提案を行います。その後は、提案内容を精査し、ドームとして可能なものから実現していきます。
この共同研究によって、学生たちにも実践的な施設の魅力アップに携わっていただくとともに、ドームが目指す「地域との共生」を実現してまいります。
ドームでの授業の第1回目は、10月10日(金)に行います。
12月上旬の授業では、研究結果の発表会として、社長の阿部も参加する予定です。

学校法人札幌国際大学観光学部 田中洋一郎教授からのご挨拶

このたび機会をいただきましてありがとうございます。私どもは北海道内唯一の観光学部ということで、地域振興等、日々研究を進めております。
このたび、地域活性化というテーマをいただきました。しっかりこれまでの知見を活かし取り組んでいきたいなというふうに思っております。こういう新しいチャレンジには、「若者」と「よそ者」がいないとなかなか結果が出ないというふうに言われております。国際大学には留学生もたくさんおりますが、たまたま今日来ている学生も、北見市・秋田県・埼玉県と、札幌以外、道外からのメンバーです。このメンバーを中心に、よそ者若者で、この地域活性化にチャレンジしていきたいなというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

阿部社長からのご挨拶

この連携授業は、私が就任ときにお話をさせていただきました地域との関係性を強化の1つというふうに捉えております。このたびは国際大学さんとの提携となりますが、今後、様々な学校さんと一緒に、このドームを基軸として地域の活性化に邁進していきたいと思います。引き続き、この授業についても皆さまに注目していただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。

ドーム新名物スイーツの開発について

「はらぺこ応援プロジェクト」とその第1弾プロダクツの概要

「北海道スイーツ×プレミストドーム はらぺこ応援プロジェクト」は、『大和ハウスプレミストドームをショーケースとして、北海道内の新たな推しメニューや老舗コラボスイーツなどを発掘、プロデュースすることで、新たな北海道の食体験づくりを応援します。』をコンセプトに、北海道の企業さまとコラボレーションし、北海道の食材、北海道の技術を活かし、生産者の方々と製造者さまを繋ぎ、プレミストドームの新たな商品やサービスを創造・発信することで、新たな北海道の食体験づくりを応援し、札幌・北海道を元気にすることを目的としております。
今回のプロジェクトを進めるにあたりましては、食の総合プロデュース企業である株式会社Harapecoさまにご協力をいただいております。

本プロジェクトのプロダクツ 第1弾として、今回、株式会社北武フーズさまが運営する北海道小樽の老舗銘菓店「花月堂」とのコラボによる「プレミアムあんバターどらやき」、通称「ぷれどら」を開発しております。この「ぷれどら」は、北海道産のしゅまり小豆を使用した餡と、バターの風味を活かした甘すぎない和のスイーツです。
商品にはぷれどらをイメージしたひらがなの「ぷ」の焼き印を刻印し、商品のイメージを高めます。
試食をした職員からは「生地がモチモチで美味しかった」「餡も甘すぎなくて好みだった」「バターの量もちょうど良かった」などの意見がありました。

この「ふれどら」は、10月26日にこのプレミストドームで開催される、北海道コンサドーレ札幌戦の場内の売り場にて、数量限定で販売の予定です。製造スケジュール等の関係から、以降の販売スケジュールにつきましては後日発表とさせていただきます。

株式会社北武フーズ(小樽 花月堂) 西川幸伸代表取締役会長からのご挨拶

黒船が来航した前の年に創業したというふうに記録が残っております、小樽 花月堂の西川と申します。今回こういうプロジェクトの初回に、私どもで作らせていただく機会を与えていただいたということ、大変ありがたく思ってます。 元来、北海道の各地域の特産品を使った商品開発に取り組んでおりまして、主に各道の駅に、オリジナルのお土産品を作らせていただいます。そういう活動の中で、このような機会を与えていただいて、地域を盛り上げるためのお話をいただきました。大変ありがたく思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社Harapeco 中村忠昭代表取締役からのご挨拶

弊社は、食を通じて北海道を元気にしようというビジョンのもとで活動している中で、このようなありがたいお話をいただき、非常に嬉しく、社員みんなで喜んだ次第でございます。このプロジェクトを進めていくにあたり、花月堂・北武フーズの西川会長に声をかけさせていただいたところ、二つ返事で快諾していただきまして本当にありがとうございます。このプロジェクトをきっかけに、北海道の隠れた銘菓がまだまだたくさんありますので、第2弾、第3弾と続けて、今までプレミストドームが非日常的な施設だったところを、北海道民札幌市民の日常的な施設として地域の方たちに気軽に来れるような、そんな施設に繋がるような取り組みに貢献できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

阿部社長からのご挨拶

第1弾、とても素晴らしいスイーツができました。プレミストドーム限定発売で当面は行きたいというふうに思っていますし、これからもいろんな新しいものを世に送り出していきたいと思っています。今後、館内の飲食売店も、いろいろな運営形態を検討していかなければいけないなと思っております。北海道をどうやって盛り上げていくかというところを軸にして、新しいフードプロジェクト、北海道フードリゾート構想と私は言っているのですが、北海道フードリゾートになれるように、プレミストドームとしても発信・プロデュースしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

質疑応答

今回のどらやきの味は花月堂で販売されているものか?

<北武フーズさま回答>

一切していない。プロジェクトの中であまり甘すぎないようにというお話があって、それに合わせて2度ぐらい餡を変え、皆さんに召し上がっていただいて、これでいいんじゃないっていうことで決まりました。オリジナルです。

どのような経緯で事業化に至ったのか?

<当社回答>

今回のプロジェクトが具体的に動き出したのは今年の7月ぐらいです。我々がコンセプトにしている北海道内の食材を使ったオリジナルのスイーツを作りたいというお話を、元々お付き合いのあった株式会社Harapecoさまにご賛同いただいて、プロジェクトに発展していったという流れになります。

コンサドーレ戦で限定販売ということだが、今後もドーム内での限定販売か?

<当社回答>

商品の性質や、製造スケジュールの関係から、当面はイベント時のドーム内での限定販売を考えております。ネット販売などは、状況を見ながら段階的に考えていきたいと思っています。

価格や販売数量は?

<当社回答>

現在、製造の最終調整段階のため、価格や販売数は調整中です。26日に発売を予定しておりますので、その前にWEBサイトなどでお知らせしたいと思います。数量については、なるべくお届けできるように考えています。

観光地という面で、名物があることの効果は?

<阿部社長回答>

海外の国では、どこに行っても同じものを売っているのですが、日本は、北は北海道から、南は沖縄まで、さまざまなお土産のお菓子があります。このお土産文化は日本だけなんです。
その中で我々は今、プレミストドームから北海道・札幌を元気にしようと謳っています。今回は小樽の銘菓ですが、いろんな地域と連携をしながら、北海道の素晴らしいものを、市民の方、道民の方、道外の方、海外の方にドームで召し上がっていただく。札幌市民でも花月堂さんのお菓子を食べたことが無い人はいっぱいいるわけで、今度は小樽に行ってみようかとなる。こういうムーブメントを起こすことが重要だと思っています。
この話は社員から上がってきたもので、まさしく変化のスタートだというふうに思っており、どんどん新しいものを出していきたいです。例えば、はね物の野菜とか、海水産物とか、この北海道の資源をきちっと大事にして商品化し、サービスをつけてお客さまに販売をしていくということを、今後ともやっていきます。

社長も「ぷれどら」を食べたのか?

<阿部社長回答>

いただきました。おいしかったです。冷蔵庫に冷やし食べちゃったのでちょっとバターが硬かったんですが、ぜひ常温状態で食べてください。日持ちが実はしないので、解凍すると、3日。添加物も限りなく少なくなっていると思いますし、ですから、あんまり大量に作ることはできないのですが、まず次のコンサドーレ戦で売って、お客さまの反応を見たいなと思っています。メディアの皆さまの試食もありますので、ぜひ後ほど召し上がってみてください。餡もあんまり甘くなくて、バターの塩気と交わってとてもおいしいです。

どらやきにしたのは、手で持って食べられるから?

<阿部社長回答>

フィンガーフードというのもありますが、楕円の形がドームっぽいので。

「ぷれどら」は収益を生み出すという趣旨なのか?

<阿部社長回答>

まさしくその通りです。売上を上げるためには、3つの法則しかないと思っており、①客単価を上げる、②リピート率を増やす、③新しいお客さまを取り込む。
今回の取り組みは、客単価を上げること。ジュースしか買わない人も、ジュースとぷれどらで単価が上がりますよね。いろいろなビジネスパートナーと組むことによって、客単価を上げるというのが、売上を上げるポイントの1つだと思っています。

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