株式会社札幌ドームのCSRとSDGs
株式会社札幌ドームのCSRへの想い
私たち株式会社札幌ドームは、大和ハウス プレミストドームの施設を管理運営するために、札幌市と道内外26の企業・団体の出資により設立されました。そのため、私たちの第一義的な役割は、「札幌ドーム条例第1条」に定める施設の設置目的を実現することにあります。
このことから、私たちの事業の成果は市民や地域に還元していくべきであり、CSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)とは経営そのものと考えています。
大和ハウス プレミストドームの経営、すなわちCSR活動においては、すべてのお客さまを大切に、「社会からの信頼を獲得して企業価値を向上させること」「社会の持続可能な発展と未来のスポーツ文化、市場・顧客の創造にも貢献すること」「社員一人ひとりが業務や会社への誇りをもち、組織活性化にも寄与していくこと」を常に心がけています。

札幌ドーム条例 第1条
本市は、内外の優れたスポーツ、展示会その他の催物の開催の場を提供すること等により、スポーツの普及振興及び市民文化の向上並びに地域経済の活性化に寄与するため、札幌市豊平区羊ケ丘に札幌ドームを設置する。
株式会社札幌ドームの5つの視点
当社では、CSR経営を推進するため、5つの視点による取り組み課題を設定するとともに、SDGsを意識した事業活動を行っています。
株式会社札幌ドーム
CSR-SDGsマップ



2018SDGsを意識したCSR活動を推進
2015年、国連において採択された「SDGs(Sustainable Development Goals%3D持続可能な開発目標)」。これは、深刻化する環境課題など17の 目標と169のターゲットに全世界が取り組むことによって、より良い国際 社会の実現を目指すものです。当社も社会の一員として、SDGsを意識 しながらCSR活動を進めていくこととしました。
2019当社と関わりの深いSDGsとマテリアリティを選定
2018年11月の「SDGsワークショップ」と2019年1月の「SDGs役員ミーティング」と で話し合われた結果をふまえ、『中期経営計画 2021』において「当社にとって関わりの深いSDGsとマテリアリティ(中長期視点での重要課題)」を下図のように整理しました。
これらのマテリアリティを念頭に置き、これからも大和ハウス プレミストドームが市民の皆さまに末永く愛され、また、当社の事業を通して社会課題の解決や地域社会の発展に貢献できるよう、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを真摯に進めていきます。
心の豊かさの増進


大和ハウス プレミストドームを起点とした
パートナーシップ構築による社会課題の解決


地域社会の実現
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低炭素社会の実現
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循環型社会の実現
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生物多様性の保全
子ども向けの「SDGs神経衰弱」など遊びながら学べる企画を展開
当社では、2018年以降、SDGsに関する考え方をより深化させたCSR経営に取り組んでいます。「環境広場さっぽろ」や「スポーツバイキング」など地域連携型のイベントには、当社の環境啓発ブースを出展。子ども向けの環境クイズやパネル展示のほか、オリジナルのゲーム「SDGs神経衰弱」を実施しています。計28枚のカードの表面には当社と関わりの深いSDGsの活動内容、裏面には関連する SDGsアイコンが描かれており、活動内容を見てカードをめくり、同じアイコンが揃えば成功となります。当社がSDGsの課題解決に向けてどのような活動をしてい るのか、子どもたちに遊びながら学んでもらおうと考案しました。今後もより多くの方に大和ハウス プレミストドームやSDGsへの関心を深めていただくための企画を実施し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

株式会社コンサドーレとの連携
大和ハウス プレミストドームをホームスタジアムとする北海道コンサドーレ札幌が、2021年にクラブ設立25周年を迎えたことを機に、SDGsに関するプロジェクト「PASS」を始動しました。
2021年9月、株式会社コンサドーレと当社は、本プロジェクトをともに推進するパートナーとして、「SDGsに関する取り組みについての協定」を締結しました。
また、2022年11月には、2023年度以降の大和ハウス プレミストドームおよび周辺地域の活性化に向けて相互に連携・協力しながら事業に取り組むことを目的とした、「スポーツのチカラ×まちのミライ」パートナーシップを締結しました。
これにより、両社は今後より一層連携協働をはかり、地域社会やサポーターの皆さまへ貢献・還元できる事業を推進してまいります。


活動内容事例紹介
- コンサドーレ戦リサイクル率アップに向けた取り組み
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サポーターの皆さまにごみの分別にご協力いただけるよう、ごみ箱付近のパネルや大型ビジョンを使用した啓発を行い、試合開催日のリサイクル率アップを目指しています。
- コラボ自然観察会の実施
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これまで当社独自の活動として実施してきた野鳥観察企画・昆虫採集企画を、コンサドーレさまとコラボし、バージョンアップして実施しています。
- 障がい者就労支援
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試合当日、障がい者の方へごみ分別・ごみ箱の袋交換についての事前説明を行い、作業をお手伝いいただいています。
- PASS MATCHブース出展
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両社のSDGsへの取り組みを広く知っていただくため、試合当日にブースを出展し、抽選会やクイズ、投票企画やパネル展示を通して啓発を行いました。
北海道コンサドーレ札幌SDGsプロジェクト「PASS」について